昨日は、コモンタマゴヘビのオス2匹と脱皮を終えているベビー5匹に給餌を行いました。
前回給餌したベビーの糞は確認できていませんが、ごく少量の餌では糞をしない可能性も否めませんし、週1回給餌のパターンを定着させたいので次の給餌に踏み切りました。
話は変わりますが、今日は給餌を行っていないベビー3匹を対象に雌雄同定を行いました。
通常は、セックスプローブと呼ばれる棒みたいな器具を使います。
また、ポッピングと呼ばれる方法で、生殖器の有無を目視で確認する方法もあります。
しかし、いずれの方法も、生体に負担をかけることなく行うには慣れが必要です。
輸入個体1点モノとかだと、そのどちらかの方法で同定するしかありません。
しかし我が家の場合、同じ親から産まれたベビーが8匹もいます。
ヘビに関する学術論文等を見ても分かるのですが、同種の場合、オスの方が尻尾(総排泄孔より後方の部分)が若干長いのが分かります。
よって、同じ親から産まれたベビーたちを比較すれば雌雄の同定が可能ではないか、と考えた訳です。
まずは、6号君から・・・
具体的には、総排泄孔から後方部分の鱗(腹側)の数を数えます。
尻尾の部分は2列に鱗が並んでいますが、左右1組で1枚と数えました。
その結果、6号君は64枚という結果になりました。
次は7号君です。
7号君は53枚です。
6号君に比べて、かなり少ない結果ですね。
次は8号君です。
8号君は55枚となりました。
6号君よりはかなり少ない反面、7号君とは2枚のみの違いであり誤差の範疇内といえそうです。
まだデータが少ないですが、全個体のデータを収集すれば、これらの測定結果は2コグループに収束すると考えられます。ひとまず、今回の結果から、
オス: 65枚前後
メス: 55枚前後
になると推定しました。肝心の同定結果ですが、
6号君: オス(暫定)
7号君: メス(暫定)
8号君: メス(暫定)
となりました。
いずれにせよ、給餌後の個体が落ち着いたのちに同様の方法を試してみたいです。
※この方法は同種同士でないとあてになりません。
(もしかしたら、同種でも産地が違えばダメかもしれません。 )
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